星の言葉を聴く夜

 オリオン座 カシオペア座 北斗七星 夏の夜空

小学生のころ、オリオン座やカシオペア座、
北斗七星などを初めて学び、
教科書にのっている星座を探して
夜空を見上げたとき、

それは想像していたよりも
ずっと大きく、
夏の夜空に美しく輝いていて、
心が輝くような感動を覚えました。

そして、あの星の光は、
何光年も彼方から届いたもの。
今、私の目に届いているこの輝きは、
何千年、何億年も昔の光なのだ――。

それを知ったとき、
自分の存在の小ささと、
その尊さに、胸があつくなりました。


夜空を見上げて星を眺める時間、
私たちは、はるか昔の時の流れに
触れているのかもしれません。

この光は、今この瞬間、もしかしたら
もう消えてしまっているのかもしれない――。

そんな宇宙の壮大な時間の中で、
私たちの生きている「今」という時間が、
どれほど美しく、尊いものかを感じます。

私は星を眺めるたびに、
この瞬間をせいいっぱい慈しみ、
生きる大切さを学びます。

もし、道に迷ったときがあったら、
夜空を見上げてみてください。

星はきっと、あなたの心を
そっと解き放ってくれるはず。
新しい夜明けが、
すぐそこまで近づいていますように。

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