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2025年7月14日月曜日

ひとくちの記憶

宇治金時 かき氷


宇治金時のかき氷。
香ばしさと小豆のやさしい甘みが、
涼しさとともに広がります。

焼けるような暑さに、
ひと口の清涼感が沁みわたる
――そんな夏の日。

子どもの頃は、いちごやメロン味が好きでした。
今も好きだけれど、いつの間にか選ぶのは抹茶味。

かつては苦手だった“苦み”が、
今は深い味わいに感じられます。
まるで、過ごしてきた年月のよう。

まぶしい太陽の下で、苦みも甘みも
心に沁みる夏の清涼。

今、あなたの中に広がった味わいと、
重なる記憶はありますか?

今年の夏もまた、新しい記憶とともに、
ひとつ扉が開いていきますように。



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