実家で再会した一冊の本
実家の本棚の奥に、ひっそりと眠っていた小さな文庫本。
『ブンナよ、木からおりてこい』というタイトルに、
『ブンナよ、木からおりてこい』というタイトルに、
懐かしさが胸にこみ上げました。
小学生の頃に読んだ本です。
小学生の頃に読んだ本です。
「かえるの大冒険のお話だったな」
そんなうっすらとした記憶のまま、
思わず本を手に取り、家に持ち帰りました。
そんなうっすらとした記憶のまま、
思わず本を手に取り、家に持ち帰りました。
子どもの頃とは違う感動
読み返してみて、思い出した以上のものが心に広がっていきました。
どんなにつらくても、生きていく。
命はめぐり、世界は静かに、でも力強く美しい。
そんなことを、小さなかえるの目を通して教えてくれる物語。
子どもの頃の記憶は間違っていませんでした。
でも、大人になった今だからこそ
気づけたこともたくさんありました。
でも、大人になった今だからこそ
気づけたこともたくさんありました。
「生きる」ということの、強さと儚さ。
そのどちらも抱きしめながら
進んでいく命の姿に、胸が熱くなりました。
そのどちらも抱きしめながら
進んでいく命の姿に、胸が熱くなりました。
自分の人生を振り返って
私も、これまでの人生を思い返すと、
決して順風満帆とは言えませんが、
その時々を自分なりに精一杯、生きてきたと思います。
決して順風満帆とは言えませんが、
その時々を自分なりに精一杯、生きてきたと思います。
結婚をして、子どもが生まれて、
平凡だけれど、幸せな日々を重ねてきました。
平凡だけれど、幸せな日々を重ねてきました。
正直に言えば、
「今、命が尽きたとしても、満足して旅立てる」
——そう思える自分もいます。
「今、命が尽きたとしても、満足して旅立てる」
——そう思える自分もいます。
けれど、もう一人の私が
問いかけてくるような気がするのです。
問いかけてくるような気がするのです。
「あなたは、本当に自分の心に向き合って生きてきた?」
「他人の目を気にして、自分を偽ってこなかった?」
「自然の美しさを見て、世界の残酷さにも目を向けてきた?」
気づいた今だからこそ
そう問いかけられると、はっと立ち止まる自分がいます。
だけど、そう気づいた今だからこそ——
「これからは、自分のほんとうにやりたいことをやっていこう」
そんな思いが、静かに芽生えてきました。
今の私には、できないこともあります。
でも、こうして言葉を綴ることができる。
自分の気持ちを残し、誰かに届ける場所がある。
それが、今の私の力です。
『ブンナよ、木からおりてこい』が教えてくれたこと
『ブンナよ、木からおりてこい』は、
生きることの美しさと重さを、心に教えてくれる一冊でした。
読後に、明るい夜明けのような気持ちになれる物語です。
この感動を、もしよければあなたにも、届けたい。
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